「LOVE」より「愛」のほうが愛がこもっている感じがする・・・しない? |

「LOVE」より「愛」のほうが愛がこもっている感じがする・・・しない?

注目記事

急にそう思ったんです

今回は本当に、興味のない方にとってはどうでも良い話題なんですがある日ふと

「LOVEより愛の方が愛って感じがするなぁ」

と、思ったんです。

記事にしようかどうか2週間ほど迷った結果、

「まぁこういうなんでもないことにむきになって調べるのも頭が良い人の性ってことか」

と無理やり解釈して、今回記事にすることに決めました。

本当に身勝手な記事なので、お暇な方だけ読んでください()

どう比較するか

では、他言語同士である「愛」と「ラヴ」をどのように比較するかが問題です。

一般的な意味や語源はもちろんですが、それに加えて言葉の比較には語感も重要な比べる要素に成りうるだろうと思います。

というわけで、それら三つを比較して「愛」と「LOVE」どちらがより「愛」らしいかを考えていこうと思います。

「愛」の意味

まずは「愛」の意味について調べてみます。

あい [1] 【愛】
①対象をかけがえのないものと認め,それに引き付けられる心の動き。また,その気持ちの表れ。
㋐相手をいつくしむ心。相手のために良かれと願う心。愛情。 「子への-」 「 -を注ぐ」 「 -の手をさしのべる」
㋑異性に対して抱く思慕の情。恋。 「 -が芽生える」 「 -をちかう」 「 -をはぐくむ」
㋒何事にもまして,大切にしたいと思う気持ち。 「自然に対する-」
②キリスト教で,見返りを求めず限りなく深くいつくしむこと。 → アガペー
③〘仏〙 人や物にとらわれ,執着すること。むさぼり求めること。渇愛。
④他人に好ましい印象を与える容貌や振る舞い。あいそ。あいきょう。

参考)Weblio辞書三省堂大辞林より

日本語における「愛」はキリスト教・仏教の色が強く

「この上ない慈しみ」「自己犠牲的」な面が強いようですね。

LOVE」の意味

次に「LOVE」です。

〔家族・友人・祖国などに対する〕愛,愛情
[通例 one's love] (よろしくという)あいさつ

〔異性に対する〕恋愛,恋
性欲,色情; 性交
情事,恋愛

〔物・事に対する〕好み,愛好,趣味
好きなもの[事]

(通例男から見た)恋人
[my love で夫婦間などの呼び掛けに用いて] ねえ; おまえ,あなた
[女同士のまたは女・子供への呼び掛けに用いて] ねえ; あなた,おまえ

恋愛の神,キューピッド
(神の)愛,慈悲; 〔神に対する〕敬愛,崇敬
愉快な人,きれいなもの[人]
【テニス】 0 点,無得点,ラブ

参考)Weblio辞書研究社新英和中辞典より

VS. LOVE 意味編

「LOVE」は「愛」よりも意味が非常に広いようです。

特に日常会話で使う「ねぇ」「おまえ」と言った呼びかけや、趣味・好みに使うところはやはり欧米らしいと感じます。

日本で「なぁ愛する君よ」だなんて言ったらひょうきんな人だと思われるでしょうし、

「俺はギターを愛している!」というのはそこまで変ではないですがたいへん強い意志を感じさせますね。

そう考えると意味対決は、重要な場面でしか用いない日本語の「愛」に軍配が上がるでしょうか。

「愛」の語源・成り立ち

「頭を一生懸命巡らせる人」の象形と「心臓」の象形と「足」の象形から「大事・大切にする・好きな気持ちが相手に
及ぶ」事を意味する「愛」という漢字が成り立ちました。

参考)漢字/漢和/語源辞典より

漢字というのはほとんどが象形文字、そのものの形や様子をかたどったものです。

この「愛」も例外ではなく、この成り立ちを知って改めて見てみるとその形から「人の情」というものが垣間見えますね。

そして「愛」と言う言葉はやはり仏教と共に入ってきた言葉のようで、当時は

「性愛」を表していました。

参考)http://ot7.jp/archives/264より

そもそも愛とは人間の、もっとも根源にある欲望でありさらに遡れば

「のどの渇いたとき水を飲まないではいられないという衝動」という「渇愛」まで含んでいたようです。

つまりは「煩悩」であり、悟りのためには捨て去るべきものであるということです。

このことからも日本人が「愛」を日常的には用いず、重要視することが納得できますね。

LOVE」の語源

①Listen(聴く)
【耳を傾けて聴く】というのが
愛の始まり。
②【Over Look】(全体を見つめる)。
「細かいことは見ない」。
【全体を見つめること】。
③【Voice】(声を掛ける)。
「元気?」「何してるの?」という声掛けも
愛する行為なのです。
④【Excuse】(赦す:ゆるす)

という説があるようですが、たしかな出典が見られないため正しい語源とは言い切れません。

多く見られるのは古英語「lufu」に由来するもので、この「lufu」は「人に愛情を抱く、~に強い関心がある」と言った意味あるそうです。

スポンサーリンク

参考)http://www.eigo-love.jp/meaning-how-use-love/

VS. LOVE 語源編

仏教に由来する人間の根源にある「欲望」である「愛」は、

理性ではどうしようもない本能的な感情であることを感じさせます。

「Love」の語源があいまいであることが非常に惜しまれるところではありますが

これは「愛」の勝ちということにしましょう。

「愛」の語感

五十音順で言えば最初の二文字であることが、「あい」を見て最初に思い出されることですね。

ここまでで見てきた意味や語源を抜きにして、このことだけを考えるとなんだか非常に単純で誤解を恐れずに言うなら「短絡的」な言葉ともとれます。

しかし、これは勝手な推察ですがどんな感情よりも根源にあり、またもっとも重要な欲望であるからこそ、

言葉として単純でなければならないとも思います。

もしこの「愛」の読みが「あい」でなくもっと難しい、たとえば「とどろき」だとか「いしずえ」だったとしたらどうでしょうか?

意味も難しいのに読みまで難しいとなると、もう使う気も失せますよね。

「僕は君をとどろいています」

うーん。

なんだか仰々しいというか、本来の仏教的な意味が垣間見えて

「この人は私を性の対象として見ていて、欲望にまみれた人間なのではないか」という気にさえさせます。

せめて読みだけは単純に「あい」であることで、内包する深い意味を少しでも和らげ、なおかつ「慈しみ」「優しさ」を感じさせることができるのではないかと、

無理やりですが解釈してみました。

女性の名前でもよく使われることが「あい」と言う言葉の柔らかさを感じられる所以のひとつかもしれません。

LOVE」の語感

僕は「LOVE」に関しては非日常感がありつつもラフに使える言葉のように感じるんです。

日本人でも胸元に「LOVE」と書いてあるT-シャツを着ることは珍しくないですし、

口当たりのよい言葉だと思います。

それでいて正しい発音が「ブ」ではなく「ヴ」であることが、日本人としては日常にはない新鮮味のある言葉だと受け取る要因だとも思います。

「ラブラブだ」というと、とても仲が良く若い二人の周りにハートが飛び交っているキュートなイメージを想像します。

「愛し合っている」というと、妙なエロスの匂いがしてR-18のピンク色のイメージが拭えません(僕だけですかね)。

以上のことからも「LOVE」は子供にも優しい、広く「好き」であるだけでも使える「楽しい言葉」だと思える語感をしていると思います。

VS. LOVE 語感編

これは難しい局面です。

重要な、ここぞというときに映える「愛」

いつでもどこでも使える「LOVE」

日本人としては「愛」を勝たせたいところですが、語感や使うシーンとしては相容れないところがあるのでこれはドローと言うことにしましょう。

まとめ:あくまでも日本人として、ですが

2勝1分。「愛」の勝ちということになりました。

しかしこれはあくまでも日本人として、主観的な部分も多くあります。

「愛」はときに重く、苦しいイメージを感じさせます。

日常的に使うのはやはり「恋」ですが、英語にしてしまえばどちらも「LOVE」となってしまうようです。

やはり日本人はどこか厳密さ、というか緻密さ・複雑さを求める嫌いがあるようで

決して悪いところとは思いませんが、その細かい言葉の使い分けの所為で人間の本能的な感情を出すことが憚られる性質を持ってしまったようにも感じます。

草食系男子なんてものが生まれたのも最たる例と言えるでしょう。

これは偏見かもしれませんが欧米人はとにかくところ構わず「好きだ好きだ」と言いまくって、愛に塗れているように思います。

アクション映画でさえ、ベッドシーンを入れないではいられないのもその所為かもしれませんね。

それを考えると「愛」を軽視しない日本人は誠実で、実直な人間だとも捉えられます。

なんでもない思いつきの「比較」がここまで考えさせるとは思いもしませんでした。

皆さんもなんとなく思いついた言葉と言葉を比較してみてはいかがでしょうか。

思わぬ深い考察になるかもしれませんよ。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする