【要約のコツ】結論から導く要約に必要なエッセンスの選び方【日常会話でも使えます】 |

【100文字要約のコツ】要約に欠かせない要素は結論から導け【日常会話でも】

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要約はどこでも使える万能スキル

こちらにも書いたとおり、頭の良い人は文章の構成能力に優れています。

だからといって、長たらしくぐだぐだとどうでも良いことを書き連ねたり、話したりはしません。

要点をまとめて、相手に「伝わる」言葉だけで文章を書くし、会話をするものです。

ですから、「要約」というスキルはなにも小論文や感想文を書くときだけにとどまらず

日常会話や仕事でも必須となるスキルであり、マスターすれば必ず「頭の良い人」「できる人」と思わせることができるスキルでもあるのです。

特に誰かから聞いたことを他の誰かに伝える機会が多いような方は必見ですよ。

いま高校三年生で推薦入試を受ける方々で、小論文の作成や要約に追われている方ももちろん役に立つ情報だと思います。

詳しく説明していきましょう。

100字にまとめてみよう

多くの要約の問題で求められる文字数は100字~になるので、今回は100字の要約について詳しく考えていきましょう。

課題となる本文を読む

これをやらないことには要約なんてできたもんじゃありません。

今回は短くて要約のしやすい、「走れメロス」を要約することにします。

結論から話をみる

読み終わったら結論から話を遡っていきましょう。

これが一番重要なプロセスになりますので、慎重にやっていきましょう。

まず、メロスは最後にどうなったか。

人質になった親友セリヌンティウスのもとへ苦難の末戻ってくることができ、王は改心した。

↓どうして戻ってこれたのか

走ったから

↓どうして走ったのか

王に処刑を言い渡された日から三日目の日暮れまでに戻ってこないといけなかったから

↓ なぜ処刑を言い渡され、また戻ってくる必要があったのか

王に歯向かい暗殺しようと王城に侵入したから、また親友を人質に置いたから

↓ どうして侵入し、また人質を置いたのか

王の暴政に憤慨したから、また妹の結婚式に出席するため

このように遡ってみると、村へ帰ったくだりや山賊のくだり、あきらめかけたくだり、裸で赤面したくだりは不要だということがわかります。

さらに絞り込む

では上の、遡った流れを一文にしてみましょう。

『メロスは王の暴政に憤慨し暗殺を試みるも捕縛され処刑を言い渡されるが、妹の挙式を挙げるため親友セリヌンティウスを人質に置き三日目の日暮れまでに戻ってくると約束し、苦難の末戻ってくることができ王は改心した。』

句読点を含みこれで101文字でした。

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惜しい!もう少し推敲してみましょう。

「セリヌンティウス」これは長くて邪魔ですね。

親友という言葉があれば話の大筋はわかりますから、省いてしまいましょう。

セリヌンティウスを省いたおかげで他の部分をもう少し具体的にできそうです。

『メロスは王の暴政に憤慨し暗殺を試みるも捕縛され処刑を言い渡されるが、村で妹の挙式を挙げるため親友を人質に置き今日から三日目の日暮れまでに戻ってくると約束し、苦難の末戻ってくることができ王は改心した。』

99文字!やりました。

もう少しこの要約について分析してみましょう。

具体例は抽象化する

まずメロスが激怒した理由である王の邪知暴虐ぶり。

身内さえ殺してしまうその恐ろしい人格は100文字では収まりきりません。

ここは「暴政」という二文字でまとめてしまいましょう。

次にメロスが短刀を持って侵入したくだり、これは「暗殺」で事足りますね。

それから村へ戻り挙式を挙げたのち襲われるくだり、諦めかけるくだり、これは簡単に「苦難」としてしまいましょう。

これで結論を導くためのエッセンスが絞り込めました。

暴政暗殺苦難帰還(結論)

あとは100文字に近づけるために主人公の名前など。ほんの少し具体的な言葉を入れていくだけです。

500文字なら……

もう少し多い500文字なら、

王が多くの人を処刑すること、親友の名前、村へたどり着いたこと、帰り際川の氾濫による橋の流失、山賊の襲来などによる疲労困憊で諦めかけること、清水を飲んで我に返り再び走り出すこと、すんでのところで戻ってこれたこと、メロスとセリヌンティウスが共に殴りあうこと

などを取り入れると良いでしょう。

まとめ:骨に肉付けする感じで

以上のことをまとめると

・結論からそうなった理由を遡って考えていく

・具体的な部分・例は二文字か三文字程度に抽象化する

・一文にしてみてそれでも不要な部分がありそうなら省く

・字数が足らないなら少しだけ具体化する

これはつまり、根幹の、絶対に必要となる「骨(結論と抽象的な流れ)」の部分に「肉付け(具体例)」をつけていくということです。

本文を読んだだけで「さぁ必要な部分は何か」と考えても、余分なものばかり選んでしまいがちです。

結論から遡って考えることで、自然と絶対に必要な部分だけが選び抜かれるのでぜひこの方法を試してみてください。


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