大学が就職予備校となっている現状を打破したい。全学部共通科目の意味・意義とは? |

大学が就職予備校となっている現状を打破したい。全学部共通科目の意味・意義とは?

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※今回の記事は個人的な見解が多く含まれます。賛同してくれる方はどんどん言い広めてくれたら嬉しいです。賛同できない方は静かにブラウザバックをしてください。

就職予備校と化した大学

現在の大学は知っての通り、ほとんど就職予備校と言っていいくらいに本来の存在意義を失いつつあります。

こうなった現状は学生にあるのではなく、文科省、政府の方針にあるようです。

上位の大学を除いたそのほかの大学のほとんどがただの就職予備校と化しています。

それでありながら必ずしも就職できるわけではないという果たして行く意義はあるのかと疑問しか生まれない偏差値の低い大学が乱立しているのもまた現状です。

大学は本来、高校までで学んだことをさらに深く掘り下げて、理論や実践を身につける場所です。

この世に不変的なものなんてありませんから、存在意義が変わるのは当然かもしれません。

しかし高校は中等教育、大学は高等教育、という風に明確に差があるべきところです。

それなのに、高校と同レベルかそれ以下の勉強に過ぎないことを教える大学が乱立している現状は見過ごせない問題です。

全学部共通科目の意味・意義とは

僕は高校の国語教諭を志していたので、第1種教員免許の取得が必要でした。

そのためには四年制大学に行かねばならず、この四年制大学には全学部共通科目というものが存在していました。

こちらの記事でも書いていますが、自分の専攻する分野とは異なることを勉強しないといけなかったのです。

多い大学なら全単位の半分弱は自分の学部固有科目と別に興味のないことを履修しなければならないのです。

第二外国語なんて1年だけ必修にして何の意味があるんでしょうか?

体育が必修なんて自分で走ったり運動したりすることができない人間だと決めつけられているようで鼻持ちならないですね。

しかしこの全学部共通科目は、一つのことを深く突き詰めるには、様々なことをある程度知っている必要があるという目的のもと存在しているようです。

たしかにそのように考えて、自分の専攻する分野と真逆の科目を履修する学生もいるかもしれません。

現に僕がそうでした。

文学と全く関係ないであろう環境化学を履修して、結果的に

『過去の文献に寒気による不作や飢饉についてはよく書かれているが、温暖化については記述がないからやはり産業の発達が少なからず影響しているのかもしれない』と文学に絡めて考えるきっかけになりました。

つまり「この世に独立して存在するものは一つとしてなく、必ずどこかで絡み合い隣り合わせに存在するのだ」ということを強制的に考えさせるために全学部共通科目はあるんですね。

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これは大きな過ちだと思うのです。

本義を失ったのは大学のありかただけではない

大学が就職予備校と化し、その本義を失ったのは大学そのものについてだけでなくこの全学部共通科目も前述した意味・意義を失っています。

学生の中で専攻分野と真逆の科目を履修してなにか新しい発見をしよう、知識として蓄えるために修めようと思っている人間がどれだけいるでしょうか?

そんな現状では全学部共通科目を必修にする必要がどこにありますでしょうか?

政府としては「強制的に考えさせる」ことで、大学としては「必要な単位をとらせる」ことで自分たちの役割を果たしたような気になるのでしょうが、自分の学びたいことを見つけて大学に進学した人間には足かせでしかないということがわからないのでしょうか?

結局今の大学が就職予備校と化したからなにか学問を修めようという人間が少ないから、多方面に目を向けて進路を定められるように強制的にやらせているとしか思えないのです。

本当に学びたいことがある人間はこの全学部共通科目によって目的がぶれてしまうのです。

もちろん専攻ではないものの役に立つ分野もあります。

それは高校のときにやらなかった科目です。

でも英語や体育なんて高校でもやっていますよね?

高校のときにそういった数ある科目の中から国語、日本文学を専攻したわけなのに

高校と同じことをやらせる意味がどこにあるのでしょうか?

もちろんそんな大学ばかりではないと思います。

でも大学によってはそんなところもあるのです。

学問を修めることを目的としない、就活を目的とする学生としては高校のときと同じ気分でさぞ楽しいことでしょうね。

まとめ:全学部共通科目の廃止or選択制

この話を「全学部共通科目を廃止するか、すべてを選択制にしたいまたは高校の授業の延長に位置するものだけを廃止」ということを結論にして終わりたいと思います。

結局学びたい人間は自主的に専攻分野に関わらない分野についても調べます。

興味を持たない人間は強制的にやらせたって無駄です。

いっそ上位の大学以外は「就職予備校」と名を変えてほしい、高等教育の枠の中にはいてほしくありません。

本当に学びたい人間が、難しい資格を取りたい人間が行くところが「大学」でなければいけないと思うのです。

どうか現状の大学のありかたに不満を持ってこの考え方に賛同してくれる方が多くいらっしゃることを願います。