外国原産の民謡・童謡のおかしな翻訳や意味・起源を調べてみたら面白かった件。 |

外国の民謡・童謡のおかしな翻訳や意味・起源を調べてみたら面白かった件。

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考えてみると民謡の歌詞っていろいろおかしい

「アルプス一万尺」「おおブレネリ」など子供のころっていろんな民謡や童謡を歌いますよね。

歌詞も特徴的なものが多く、大人になった今でも口ずさめるくらい印象的な曲ばかりです。

そうしてなんとなく思い返して歌ってみると意味のわからない言葉や歌詞が目に付いて、これはもういろいろ調べてみなければと思い立ったので何曲か調べてみました。

「アルプス一万尺」

手遊び歌の代表格の「アルプス一万尺」もよく考えてみるとわけがわかりません。

アメリカの民謡だって!?

まずこの歌はもともとアルプス一万尺という歌ではないのです。

Yankee Doodle(ヤンキードゥードゥル)」というアメリカ合衆国の民謡で、独立戦争時の愛国歌だそうです。

本当の歌詞はこんな感じで「アルプス」なんて一言も出てきません。

『マヌケなヤンキー(ヤンキードゥードゥル)が

子馬に乗って町へ行った

帽子に羽根を一本さすだけで

イタリア仕込みの洒落男気取り

ヤンキードゥードゥル その調子

ヤンキードゥードゥル イカしてるね

音楽にあわせてステップ踏めれば

女の子たちだってイチコロだ!』

<Wikipediaより引用>

よく知られるあの歌詞は作詞者不明・・・

じゃあよく知られるあの歌詞を作ったのは誰なんだ!となりますが、不明なようです。

1962年に「みんなのうた」で放送されたようなのでだいぶ古くからこの歌詞が確立されていたようです。

29番まであんの!?

そしてこの日本語訳は29まで作られているという力の入れよう。

そのすべてが一貫して登山について歌っています。

確実に登山用品を作っている会社との癒着があったとしか思えませんね・・・。

1番の歌詞をまじめに考えてみる

まずは曲名「アルプス一万尺」から。

これは気になって調べた方も多いのではないでしょうか。

「アルプス」は、本州の中部地方にある三つの山脈の総称である「日本アルプス」のことでその高さが一万尺、つまり約3,030メートルあるということです。

次に「小槍の上で」。小ヤギでないことは周知の事実ですね。

小槍とは三つの山脈の内のひとつ「飛騨山脈」南部にある槍ヶ岳の山頂付近の岩のこと。

登山者にとっては富士山と同等かそれ以上に魅力的な山だそうですが、その名の通り槍の様に鋭く特に歌詞に出てくる小槍は相当な技術を持っていないと上ることは大変難しいらしいです。

そこで「アルペン踊り」。これは大勢で輪になって回りながら踊る民族踊りだそうですが、

その小槍の上で輪になって踊ることなんて到底不可能で、それこそ踊れるのは小ヤギくらいじゃないかというほどです。

という風に思いますが、じつはこれは登るのが難しい小槍に登頂する際に、使うロープがくるくる回ってしまっていることを例えているのだとも言われているんですって。

ランラランランランランランラン♪

この歌詞はそもそも登山者が仲間内でゲラゲラ笑うために歌っていたコミックソングだという説もあります。

だから後半の歌詞なんてどうでもよくなったんですかね。

ランランいってれば楽しい酔っ払いみたくなってしまっています。

これをまじめに考えると「スキャット」ということになるようです。

「ダバダバ」とか「ドゥビドゥビ」とか、口にするとなんだか楽しげな意味のない言葉のことです。

ですからアルプス一万尺では前半の楽しげな印象をさらに愉快にさせる効果があるんですね。

「おおブレネリ」

もとはスイス民謡

もともとこの曲はスイス民謡でした。

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しかし今現在スイスでは歌われておらず日本で流行ってしまったために日本人の強い要望で急遽練習して歌ったということもあったそうな。

本当は怖い「おおブレネリ」

「ブレネリ」って誰だよって子供のころなりませんでした?

僕の場合は「オブレネリ」だと思ってたんですが、本当はブレネリというスイスの女の子の名前のようでそれもこの女性に関していろいろ説があるようです。

この方の考察が非常に面白いのでおすすめです。

おおブレネリの謎

ひとつは「旅行中にテンション上がっちゃってる説」

ブレネリは旅行が楽しくってしょうがなく、旅先でナンパされ思わず楽しげに聞かれてないことまで答えてしまっている感じです。

ふたつめは「ストリッパー説」

客の男性にいろいろ聞かれている様子が描かれているというものです。

みっつめは「頭おかしくなっている説」

ブレネリが精神病で奇怪な行動をしているという説です。

さらに日本語訳から読みれる時代背景などを考えて「スパイ説」などを考察していて非常に面白い内容になっています。

ヤーホーホートラララ!?

アルプス一万尺についでこちらの曲も意味のわからない言葉が陽気に歌われています。

これは、「ヨーデル」というものらしいです。

アルプス山麓にすむ、牛馬の世話をする子供たちが仲間と呼び合うのに使った裏声のことで、それを盛り込んでいるということですね。

アルプス一万尺と違ってこちらは原曲の民謡らしさをうまく残した訳になっていることがよくわかりました。

「クラリネットを壊しちゃった」

ドとレとミの音が出ないアレですね。

フランス民謡でした

もとはフランス民謡で、クラリネットを上手に演奏できない子供に対し、父親が指導するという内容。

各国で翻訳、意訳されていてポルトガルではクラリネットではなく「ギター」

スペインでは農場でさまざまな動物が鳴いている様子として歌われているようです。

オーパッキャラマド!?

やはり民謡には意味不明な言葉がつきもののようです。

しかしこれには前の二曲とは異なりしっかり言葉として意味がありました。

「AU PAS CAMARADE」という綴りで

AU PAS は ...の歩調、CAMARADE には仲間・戦友という意味らしいです。

この曲は1800年のマレンゴの戦いでナポレオンの軍隊が士気向上のために歌ったともされていて

「オーパッキャラマド」のリズムで行進していたという説整列するときの掛け声だったという説があるようです。

加えて練習しないと音は出ないというところから、「一歩ずつしっかり進んでいけ」という意味も含まれているそう。

「ドナドナ」

「ドナドナ」って?ていうか歌詞怖すぎ

ドナドナの意味については諸説あり、はっきりとした意味は確立されていないようです。

牛を追うときの掛け声だったり、「わが主」という意味の「アドナイ」の短縮形だったり。

それにしてもこの歌の歌詞は怖いものですよね。

それはこの歌が作られた時代が第二次対戦時であり、ユダヤ系の音楽家が作ったということが大きく関係しているそう。

ユダヤ迫害の歴史

この歌はユダヤ人が「ホロコースト」を受けるさらに前、「ポグロム」という迫害を受けていたことがこの歌の誕生に深く影響を与えているという説がありました。

過去の凄惨な記憶を薄れさせないために、ユダヤ人たちを売られていく子牛に例えて、それでも自由を渇望する様子が描かれているのだそう。

まとめ

いかがでしたか?

そのままの意味で翻訳されているものには怖い意味が隠されていたり、原曲とはかけ離れた翻訳をされていたり、

調べてみると諸説あって、本当のところはどうかわかりませんが大人になってからいろいろ想像して楽しめるのが民謡・童謡の良いところです。

もし気になった歌があったら一度調べてみると思わぬ意味が隠されているかもしれませんよ。


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